2015年10月20日に、”スロージョギング”を天皇皇后両陛下がされている動画を宮内庁が公開していたのをテレビで見ました。皇后さまの81歳の誕生日ということらしい。
<出典:http://www.asahi.com/articles/photo/AS20151019004464.html>
H24年に天皇陛下は心臓のバイパス手術を受けておられるが、2年前からスロージョギングを取り入れられたといわれているし、皇后陛下は、今年8月にストレス性心筋虚血の疑いと診断されているようですが、ご自身の健康のために毎日午前6時半から御所の庭を散策しながら、天皇陛下と一緒に、300mほどの距離をスロージョギングされているらしい。
80歳を超えられてなお、自己の健康管理をしっかりしているお姿を見て、本当に素晴らしいことだと、そして人間こうであるべきだと改めて感心、感動いたしました。
しかし私は、この”スロージョギング”という単語を知りませんでした。しかし、まあ字面から”ゆっくり走る”のだということくらいはわかりますね。では、このスロージョギングは、普通のジョギングとどう違うのでしょうか。
スロージョギングのメリット
- ゆっくりなので楽
- 苦しくないのに高い運動効果が得られる
- ダイエット効果がある
- 高血圧にもよい
- メタボリックシンドロームにもよい
- 初心者でも長い距離を走れる
- 普通のジョギングよりも約1.6倍、消費カロリーが多い
スロージョギングのやり方
- 歩幅を小さくする
- 背筋をしっかり伸ばす
- 顎は下げず、視線はまっすぐ前を見る
- 肩の力を抜いて、肘を軽く曲げる
- 走る速度は5-6km/時
- 足をあまり上げない
- つま先から着地する
- 3分歩いて、3分ジョギング
- 20-30分間程度おこなうと脂肪燃焼に有効
高血圧にも有効
心肺機能を高め、ダイエット効果もあり、総合的に血圧を下げる効果があると言われていますね。私は、よくメタボリックシンドロームの患者さんに言うのです。『あなたの肥満状態では運動療法はしなくてよい、すなわちしたら膝とかの関節に負担がかかって痛くなるので結局すぐにやめてしまうからですよ。』と。超肥満の人にとっては、運動そのものがストレスになるのです。ですから、私はまず食事のカロリー摂取を1食抜くくらいの勢いで、体重を減らすことを第一に考えていただくようにしてます。それが達成出て初めて運動療法をお勧めしております。ただ、このスロージョギングであれば、足にも優しそうですからうまく取り入れればかなりの成果が期待できるかもしれません。