高血圧の症状と看護

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そもそも高血圧には症状というものがないことはなんども書いてきました。ところが、現実の世界では、患者さんも看護師さんも介護人も皆、「先生血圧が高いのですがどうしましょうか?」と尋ねられますし、「頭痛がしてめまいがして、血圧が200mmHgを超えています。」「私はよく頭痛がするのですが、高血圧でしょうか?」とか、これに似た類の質問をされることが大変多いですね。

まず、正常な血圧の方の血圧が上がる場合は幾つかの原因がありますが、これらは全て生理的現象であることが多いです。すなわち、頭痛があったり、お腹が痛かったり手足が何かの原因で痛かったり、急な運動をした直後だったり、当然の結果ですので、何も心配ありませんし、もちろん”高血圧”という病気ではありませんね。高血圧は、持続的に血圧が高い状態で、安静時の血圧です。

そして、もし普段正常な人の血圧が急に上昇して、これまでに経験したことのないような頭痛が起こったり、意識障害や片麻痺を伴っていた場合には、高血圧でなくても頭蓋内になんらかの急性疾患が発症したと考えた方がいいです。この場合には、救急車を呼んでください。血圧が高いからといって、間違っても、家族が飲んでいる”降圧剤”などを飲ませてはいけません。この血圧上昇は、”頭蓋内圧亢進症状”と言って、頭蓋内の圧が、急性に発症した病気のために上昇したために、心臓が負けじと血圧を上げて脳に血流を送ろうと頑張っているのです。血圧を不用意に下げると、脳に虚血が起こって、脳梗塞を発症しあっというまに死亡してしまうかもしれませんし、こういう状態の時は、嘔吐するかもしれませんので、吐物が気管に入って窒息死するかもしれません。素人考えで行動するのは大変危険です。

最後に、高血圧の人にとって、それまでコントロール良好だった血圧が高い時は、いろいろと原因があるはずですね。一番よくあるのは、薬の飲み忘れ、勝手な休薬、医師の支持通りに内服していないなど、大抵ははっきりとした原因があります。もし、そうでない場合には、体調がなんらかの原因で不良であったり、熱があったり、別の疾患のために苦痛があるとか、家族の不幸ごとで心労が重なったり、仕事のストレスであったり、タバコの吸いすぎであったりなど、やはりそれなりの原因があるのです。ものには原因があるのです。この原因を明らかにせずして、血圧が高くなったときに頓用で薬を、これまた自己判断やひどいときには医師が頓用で降圧剤をわざわざ処方したりしておりますね。私は、これはダメだと思います。ものには原因がある、きちんとこれを取り除くことの方がはるかに大切ではないでしょうか。

高血圧をあなどると死にますよ! 看護されるまえに、ご自身がご自身の身体を”看護”してくださいね。

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